ミニストーリー

何度も何度も同じ反応を見てきた頃、問いかけにも飽きた頃、違う反応をする奴が現れた。
なんとそいつは自分の腕を犠牲にして捕食を免れたんじゃ。
まさかの二度目の問いかけだった。
「逃げる理由は恐怖か?恋慕か?」
すると苦痛に歪む顔でそいつは答えた。恐怖に消えかけた恋慕だと。
初めての事じゃった、『目を丸くして驚く』という表現をほんにするとはの。
ひとしきり笑た後、そいつに近づいた。
儂はそう、そいつを気に入ったのじゃ。面白いと思うてな。
それに、汚れを掃除するのは面倒故な、掃除夫がほしかった。だからちょうどええんじゃ。
「褒美に3つ、良いものをやろう。痛みのない体、衰えのない生、儂によく似た名前。そう、儂と共に生きるが良い」
ニコリとわろうて、そいつに口付けをした。

 

ミニストーリー2
(o【】o)ふむ・・・たまには洗濯というものをしてみるか
(o【】o)・・・手が届かぬぞ
(o【】o)!足でするか
(o【】o)おお、これは良いぞ
(o【】o)さて、あとはこう・・・ひっかけて・・・伸ばして・・・干して
(o【】o)よし!
約1日後
(o【】o)・・・片側だけ縮んでしもうた
(o【】o)まあ。あいつの服だから良いか

 

ミニストーリーその3
大きく開かれた口、飲まれる体。
咄嗟に手を犠牲にしたのは、防衛本能。決して貴方が嫌いではないのです。そんな事をも言えず、痛みで意識が遠のく。
「逃げる理由は恐怖か?恋慕か?」
そんな中聞いたのは、二度目の問いかけ。
かすれている声を絞り出して気持ちを伝えると、あの人はとても笑っていた。
そしてこう答えたんだ。
「褒美に3つ、良いものをやろう。痛みのない体、衰えのない生、儂によく似た名前、儂と共に生きるが良い」と。
俺は頷いてこう答えた。「貴方と共に生きるのも悪くない」
するとあの人はニコリと笑った。
俺に近づいて、さらにこう言った。
「石を分け与えよう。なぁに、痛みはほんの一瞬じゃて。その痛みを過ぎればもう痛みも何も感じなくなる。さあ、目を閉じるがいい」
言われるがまま、目を閉じると、あの人の額と俺の額がキスをした。
痛みで消える意識の中、見たのはやり、あの人の笑顔だった。
こうして、俺は僕になった。

 

ミニストーリーその4
(-""-)・・・
(-""-)痛み、過去、名前、感情、失ったものは多い
(-""-)?果たして僕は僕なのか
(-""-)けれどテミイ様はこういうんだろう
?(o【】o)トーリはトーリじゃろ?
(-""-)・・・
(-""-)僕が僕でいるのは、テミイ様がテミイ様でいるからなのかもしれない
(-""-)!呼ばれてる
(-""-)行こう
(-""-)きっとそれが僕なんだ